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車両
V-150S装輪装甲車
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重量:9.88t
全長:5.70m
全幅:2.26m
全高:2.54m
エンジン:V504ディーゼル 202hp
最高速度:88m/h
航続距離:643km
武装:12.7mm重機関銃x1
乗員:3+6名
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1971年にアメリカのキャディラック・ゲージ社がV-100の後継装輪装甲車として開発したのがこのV-150で、改良型のV-150Sと合わせて3,200輌余りが生産され、
20ヶ国に輸出した。アメリカ軍にも少数が配備されている。
V-150Sは鋼板溶接構造を採用しているが、耐弾性の強化を図って新たに開発された積層式硬化装甲板を用いている。車体前部には車長と操縦手が並列に位置し、
その後方は兵員6名を収容する兵員室、後部にV-504ディーゼル・エンジンと自動変速機を収める機関室を配している。
基本型の装甲兵員輸送車は車体上面の機銃マウントにM2
12.7mm重機関銃を装備する。
台湾では1980年代に約300輌が輸入され、機械化歩兵部隊や憲兵隊などに配備し、憲兵装甲大隊の主力兵器とされている。なお、
2007年から増設する第二の憲兵装甲大隊は国産のCM32「雲豹」装輪装甲車を使用する予定とされたが、いまのところ「雲豹」
装甲車の量産化情報は不明であるため、V-150Sを採用した。(参考:戦車名鑑現用編)
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M998 HMMWV多用途車
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乗員:8人
エンジン:6.2L水冷V型8気筒ディーゼルエンジン
全長:4.84m
全幅:2.16m
全高:1.87m
車両重量:1740kg
最大出力:190hp
燃料搭載量:94.6L
| 台湾の憲兵隊には中隊の汎用車両とされている。兵士の運搬、補給以外に、MK19 グレネードランチャー、120mm迫撃砲や106mm無反動砲を搭載し、戦闘支援などに運用されている。
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SUV型警備車
台湾の憲兵隊は国境警備隊に相当する海岸巡防署の不法入国者の検挙や武装集団犯罪の摘発などの支援部隊として考えられているため、
司法任務に対して山の僻地や海岸沿いに適しているSUV系警備車が90年代から導入されるようになった。1995年にISUZU
Rodeo (日本名いすゞ・ウィザード)、2000年以降にフォード・エスケープが購入され、各憲兵隊に配備されている。
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FORD Escape警備車(フォード・エスケープ) .
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乗員:4~5人
ボディタイプ:5ドア ステーションワゴン型SUV
エンジン:V6 DOHC 24バルブ3000cc
全長:4.40m
全幅:1.83m
全高:1.72m
車両重量:1520kg
最大出力:203hp
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ISUZU Rodeo警備車(いすゞ・ウィザード)
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乗員:4~5人
ボディタイプ:5ドア ステーションワゴン型SUV
エンジン:6VD1型 V6 3.5L
全長:4.49m
全幅:1.78m
全高:1.74m
車両重量:1740kg
最大出力:215hp
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Volkswagen Passat 1.8L警備車
M151警備車
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重量:1089kg
全長:3.37m
全幅:1.63m
全高:1.83m
エンジン:ORDNANCE/FORD 11660425型2400cc 71hp
航続距離:482km
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ベトナム戦争終了後から生産が開始され、その高い走破性と優れた戦闘性能で湾岸戦争まで活躍したフォードM151A2は、長い間に台湾憲兵隊の主な汎用小型軍用車
(1/4t)とされてきた。その中に“小白(白ちゃん)”と称されている野戦憲兵隊の白いM151警備車は多くの台湾兵役経験者にとって恐ろしい存在であろう。
遭遇すればヒゲ、ツメや軍服など軍人の基本礼儀が細かくチェックされ、そのほとんどは違反キップをきられ、所属部隊に戻ったら三週間以上の休みなし勤務労働の
処罰が待っている。このM151憲兵警備車は主に戦地(金門、馬祖)や基地内とその周辺のパトカーとして配備されている。しかし老朽化にともない、
HMMWVの導入後その姿がほとんど消えた。
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その後継車種として、2009年6月に台湾山陽工業がAEI社の技術支援を受け生産された四輪駆動車が採用され、2011年7月から部隊へ配属する予定とされている。
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憲兵隊白バイ
憲兵隊オープンカー
台湾憲兵隊のオープンカーはアメ車が主流であり、憲兵白バイ中隊に配属されている。大統領の巡閲車、
パレードの先導車や憲兵白バイ中隊の集団移動時の中隊長車などに使われている。なお現用しているのはリンカーン・タウンカーである。
LINCOLN Towne
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建国記念日パレートに憲兵白バイ中隊の先導車としての憲兵オープンカー
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排気量:4600cc
エンジン:水冷V型8気筒SOHC
最高出力:242ps(178kW)/4900rpm
全長×全幅×全高:5650×1990×1490mm
車両重量:2030kg
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ベンツ遊撃放水車
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機動隊において、遊撃放水車はかなりの重装備とされており、台湾憲兵隊は中枢官舎周辺の機動隊任務も担当しており、
このような装甲された放水車(遊撃放水車)は欠かせない装備として配備されている。
1989年に憲兵司令部がドイツのベンツW6500放水車12両を購入し、これで1978年「
中壢事件」
直後に購入したGMCのW400放水車がすべて廃車となった。
以来十年ごとに憲兵特殊装備の予算が出され、1999年にさらに12両のベンツW7500放水車が購入され、
12両のW6500と合わして24両の遊撃放水車が憲兵第二〇二、二〇五指揮部の特殊車両中隊に所属され、台北エリアに配置されている。
その一両が台北賓館に常駐されている。
2009年に新たに8両の放水車予算案が憲兵司令部から提出されたが、国会において軍の暴動鎮圧勤務反対という理由で否決された。
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 機動隊訓練を行っている憲兵隊
 遊撃放水車を先頭車としている訓練中の憲兵機動隊
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