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憲 兵 軍 犬 隊
もともと国府軍が中国に居る時の憲兵学校には軍犬憲兵警察犬/警察鳩訓練班があって、日中戦争終了後日本軍から80匹余りの軍用犬を接収し、
警察犬隊として改編された。1948年末からこれらの警察犬を各憲兵聯隊に配属したが、国府軍が共産党軍に破られ、憲兵軍用犬部隊が自然に解散となった。
1964年10月に再び正式の軍犬隊が成立され、最初の駐屯地は台北近郊の林口にあったが、
任務上の必要性を考慮し蒋介石総統官邸の士林に移転された。
1997年から軍縮案が実施され、憲兵軍犬隊もその解散の対象とされた。
その後多発テロ対策として憲兵二〇二指揮部に爆発物処理班が設立され、
今度は爆発物検知犬として軍用犬訓練施設が設けられ、
軍内部において唯一の正式の軍用犬訓練組織である。その任務とは保護対象となった政府首脳や貴賓の行き先に爆発物の事前検出である。
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